80年代、広く浅く洋楽をたくさん聴いていた私にとってクイーンはそこそこ好きな楽曲のバンドという位置づけでした。
ヒットチャートに躍り出ていた曲はどれもキャッチーで耳に残り、よく口ずさんでいたものです。
しかしフレディの今で言うところの「クセがすごい」風貌は当時九州の片隅に住むカントリーガールには「推す」には少し勇気のいるグループでした。
クイーンについて知っていることと言えば(ほぼフレディについてですが)
・イギリスのバンドであること
・フレディがゲイであったこと
・フレディはHIVに起因する肺炎で亡くなったこと
・マイケル・ジャクソン(私はマイケルの大ファンです)と1曲だけコラボした曲があるということ
ぐらいでした。
そして2018年秋、今またクイーン旋風が映画界を席巻しています。
ネットニュースを見て、友人のFacebookに投稿された熱いレビューを見て、マイケル好きの友人に勧められて・・・
思い立って観てきました。
そこにはクイーンとフレディについて知らなかった事実がたくさんありました。
唯一無二の、世界中から称賛を浴びている偉大なるアーティストであっても孤独はどうしても埋めることができなかったのだなぁ、と。
フレディ役のラミ・マレックは素晴らしい再現度だったと思います。
長髪時代は時折プリンスやミック・ジャガーに見えて集中力をそがれたときもありましたが、短髪ちょびヒゲのおなじみのいでたちになってからはフレディそのものに見えました。
劇中の歌はほとんどフレディの歌声を使用しているようです。
どうりで魂を揺さぶるワケです。
しかし、熱烈なクイーン(フレディ)のファンだったTさんのお姉さんには刺さらなかったようです(´・ω・`)
「あんなのフレディじゃない」だそうです(^^;
確かに私もマイケルの半生の映画をマイケルそっくりさんがマイケルそっくりに演じたとしても「こんなのマイケルじゃない!」と言うかもしれないなぁ。
となるとライトなクイーンファンがいちばん楽しめる映画なのかもしれません。
「Radio Ga Ga」を聴いて泣ける日が来るとは思ってもいませんでした。
昭和世代だけでなく、平成の若い人たちにも是非観てもらいたい映画だと思いました。(F)
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